【練馬 杉並 中野】ねりすぎな行政書士ブログ

杉並区の行政書士中村光男のブログサイトです。各種許認可、在留資格(VISA)、業継続力強化計画(BCP)、相続・家族信託などについて書き綴っています。

Month: 2021年11月

法務局による大変親切な「法定相続情報証明制度」(無料)とは

「法定相続情報証明制度」は、相続人が法務局(登記所)に必要な書類を提出し、登記官が内容確認した上で、法定相続人が誰であるかを登記官が証明する制度です。 この制度を利用することによって、相続登記、被相続人名義の預金の払い戻しや相続税の申告などの、各種手続きで戸籍書類一式の提出を省略することができます。

遺産相続に必要な戸籍とは

遺産相続などの際に、相続人の範囲を確定するために、亡くなった方の出生から死亡時までの戸籍をすべて取り寄せる必要がありますが、その際に手掛かりなるのが、戸籍に記載のある「従前戸籍」です。 また「改正原戸籍」や「除籍謄本」も […]

空き家や所有者不明土地の解消に向けた民事基本法制の見直し

空き家については、少子高齢化の進展や人口移動の変化などを背景に、増加の一途をたどっており、管理が行き届いていない空き家が、防災、衛生、景観等の面で人々の生活環境に影響を及ぼすという社会問題が起きています。 これらの問題に対応するため、相続登記義務化、住所移転登記義務化、登記名義人の死亡等の事実の公示など、様々な法制度の創設が行われることになりました。 これらの問題を解決するため、相続登記の義務化、登記名義人の死亡等の事実の公示、

戸籍をさかのぼるとは・・・

現在の戸籍を見ただけでは、相続人の範囲は分からない理由 戸籍は、通常、結婚の際に新しく作成されます。 結婚すると、親の戸籍から外れて(除籍といいます)、結婚相手(配偶者)と、新しい戸籍が作成されます(就籍といいます)。 […]

日本独特の戸籍制度

日本の戸籍制度は、家族(夫婦)単位の登録制である点で独特です。家族単位の登録制であるので、相続発生の際に、容易に相続人の範囲確定ができますので、便利です。現在、世界の主流は個人単位の登録制です。かつては韓国も戸主制度に基づく家単位の戸籍制度でしたが、現在は、個人単位の登録制に変更されています。

相続時精算課税のメリットとデメリット

相続時精算課税は2500万円までの生前贈与については、その時点では、贈与税を支払わなくてもよく、相続発生時に精算を行えば良い税制です。 税の支払いタイミングが相続時まで先送りされるだけとも取れますが、先行き値上がりしそうな資産であれば、メリットもあります。