読書と外出の効用

図書館で、目についた本をパラパラとめくっていると、かなりの高確率で、新たな視点を獲得出来ると常々考えていました。

少し億劫でも、敢えて外出して他人と交流する場に身を置くこと(映画であれ、異業種交流会であれ)などが、思いがけず自分の限られた視野を広げたり、やる気が出たりすることは、何回も経験してきました。

本日、メールできたロンドンエコノミストの記事に以下の様な一文がありましたが、これらの経験には、そもそも人間とはそう言うものだと考えても良いのじゃないかと思いました。

その記事はエコノミストらしく、洒落た書き出しで始まるBo Franklin 記者の「知性と脳」に関する文章です。

Do you ever think to yourself, “Wow, I’m a genius”? If so, it’s first worth considering whether you’re a narcissist. Second, you’re probably overestimating your abilities. A book by Steven Sloman and Philip Fernbach, two cognitive scientists, argues that humans evolved as part of a hive mind, benefiting from co-operation and community. Individually, we’re pretty limited. But intelligence and creativity are nonetheless marvels: consider, as Daniel Dennett points out in another book, that human neurons are ultimately distant relatives of tiny yeast cells.

googleで訳すと次のとおりです。

「ああ、私は天才だ」と思ったことはありますか?もしそうなら、まず自分がナルシストかどうかを考えてみる価値があります。第二に、あなたはおそらく自分の能力を過大評価しています。 2人の認知科学者であるスティーブン・スローマンとフィリップ・ファーンバックの著書では、人類は集団意識の一部として進化し、協力とコミュニティの恩恵を受けてきたと主張している。個人としてはかなり限界があります。しかし、それでも知性と創造性は驚異的です。ダニエル・デネットが別の本で指摘しているように、人間のニューロンは結局のところ小さな酵母細胞の遠い親戚であることを考えてみましょう。

これから先は、有料なので読めませんが、大きな気付きがある文章です。

人類は集団意識の一部として進化し、協力とコミュニティの恩恵を受けてきた

のであれば、我々個人が出来る手軽な脳の成長の方法としては、読書と外出と言うことではないか? と思った次第です。

ところで、この記事に出ているスティーブン•スローマンとフィリップ•ファーンバックの本は、原題を The Knowledge Illusion: Why We Never Think Alone と言い、日本でも「知ってるつもり」と言うタイトルで訳されていました。

IBMの社是はThink Think Think だとか。一方で、人間は考えることを避けるためなら何でもするとも言われています。1人で何のキッカケも無く考えるのは困難でしょう。

Why We Never Think Alone と言う問には大変興味が湧きます。一度読んでみたい本です。