不動産や会社情報の登記内容を確認したいとき、オンライン上で、法務局は「登記・供託オンライン申請システム」と「登記情報提供サービス」という二つのサービスを提供しています。
この違いは何でしょうか。
簡単に言えば、「登記・供託オンライン申請システム」は、オンライン上で、登記事項証明書の郵送請求をするシステムです。得られるものは、窓口で請求する場合と同じく、証明文や公印などがついていますので、正式なものです。料金は窓口請求より100円安い500円です。
一方で、「登記情報サービス」は、オンラインによる「閲覧」サービスです。登記の内容がPDFでeメールで送られてきます。スピーディに内容確認ができますが、「閲覧」と同じでですので、そのPDFには公的な証明力はありません。料金はおおむね300円程度。
双方のサービスでは、最初にユーザー登録が必要です。
このふたつのサービスは、初めて使う場合はわかりにくいです。とくに、「登記・供託オンライン申請システム」(オンライン郵送請求)には各メニューに「かんたん」とついているので、
「登記情報サービス」(閲覧と同等レベル。公的証明できない)よりも軽い内容に思えてしまえます。事実は逆ですので、混乱しやすいのではないかと思います。
2つのシステムを私なりに整理すると以下のとおりです。
詳しくは、下記HPをご覧ください。
登記情報提供サービスは、https://www1.touki.or.jp/gateway.html
登記・供託オンライン申請サービスは、https://www.touki-kyoutaku-online.moj.go.jp/index.html
杉並区 | 行政書士中村光男事務所 中村光男