気のせいでしょうか、最近、日本では全国的に地震が多いと思いませんか。
首都圏では、30年以内にマグニチュード7クラスに巨大地震が70%以上の確率で来ると言われています。また、南海トラフ地震の可能性もよく報道されています。地震の被害は、地盤や断層に位置で場所それぞれです。それでは、自分の自宅や職場、実家等の地震リスクはどれくらいあるでしょうか。
こういった疑問に答えるJ-SHIS(地震ハザードステーション)という、住所を入力すれば、ピンポイントで震度別の発生確率がわかる便利なサイトがあります。
これからご説明しますように、操作は簡単ですので、ぜひ一度使ってみたうえで、ご家族や職場で、予め対策を考えておくのが有益かと思います。
震度のイメージ
その前に、震度について感覚をつかんでおくとよいと思います。
2011年の東日本大震災では、本震による震度は、宮城県栗原市で最大震度7、宮城県、福島県、茨城県、栃木県などでは震度6強でした、東京都は震度5強、 名古屋市は震度4、大阪市では震度3でした。
震度6弱では、「立っていることが困難」となり、震度6強では、「はわないと動くことができない」となります。下のイラストは、気象庁のチラシからとったものです。
東京都のHPでは、冬の夕方に、都心南部直下型地震(マグネチュード7.3)が発生すると、区部の約6割が震度6強以上の揺れに見舞われ、建物被害は19万4千棟、帰宅困難者約453万人、揺れによる死者6,148人、火災による死者2,482人というシミュレーションを公表しています。
この想定は、「はわないと動くことができない」震度6強以上の地区は下記のオレンジの地区です。
区部の約6割がこのような揺れに見舞われることになります。
出典 東京都の新たな被害想定~首都圏直下地震等による東京の被害想定 2022/5/25~
J-SHISで、地元の地震の発生確率がわかります。
J-SHISは、国立研究開発法人防止科学技術研究所が運営する、地震の発生確率を調べるサイトです。
https://www.j-shis.bosai.go.jp/
使い方は簡単です。
ステップ1 トップ画面スタートボタンをクリック
ステップ2 次にでてくる地図画面の左上の「場所を指定」に、住所を入力します。
例えば、東京都千代田区と入れます。
ステップ3. そうすると出てくる千代田区の地図で、調べたい場所にカーソルを当てて、ダブルクリックします。たとえば、東京駅付近では、今後30年以内に震度6弱以上となる確率は52.2%、震度6強以上となる確率は10.5%とわかります。
いかがでしょうか。ぜひ、一度ご自分の気になる住所を入力して、試してご覧になってください。
当事務所では、中小企業のBCP(事業継続力強化計画)つくりのお手伝いをしています。
ぜひ、HPをご覧ください。⇒ 事業継続力強化計画(簡単BCP)