コインランドリーは、従来は、単身者世帯が主なユーザーでしたが、最近では30代40代の主婦層にメインユーザーが移りつつあるとのことです。
コインランドリーをビジネスとしてみた場合、概ね開業資金に1500万程度かかります。また商圏としては、色々な見方がありますが、1店舗当たり3の運営には、近隣に3000世帯が必要で、収益を得るためにはそれらの世帯利用率は10%程度必要ということを謳っているホームページも見かけます。
コインランドリー事業を開設する場合は、各自治体に届け出が必要です。例えば、杉並区の場合は、「杉並区コインオペレーションクリーニング営業施設の衛生指導要綱」 http://www5.e-reikinet.jp/cgi-bin/suginami/D1W_resdata.exe?PROCID=-894974827&CALLTYPE=1&RESNO=5&UKEY=1594957837744 に従って、営業施設開設届が必要です。
東京都の23区では、どれだけのコインランドリーが店舗展開しているのでしょうか。自治体に伺うと、「届出は強制でないので現実の全体数はつかめないが、コインランドリー刑事(デカ)というHPを見るとかなり正確な数がわかる」という情報もありました。
そこで、他のHPも参照しながら、実態をネットベースで調査したところ、次のような表ができました。
アバウトな調査結果ではありますが、区内では、1キロ平方メートル内に、コインランドリーは平均で3.8店舗、1店当たりの世帯数は約2,000世帯でした。コインランドリーに中には、開業時・廃業時に届け出をされていないところもあるかもしれませんし、立地・規模が様々ですので、一概に言えませんが、「2,000世帯」に1店程度が、存在しているというのは、意外な感じはしません。
ライフスタイルの変化に伴い、働く主婦層が積極的にコインランドリーを活用されるのは自然の傾向と思います。益々、競争も激しくなるのかもしれませんが、興味深い産業であると思われるます。