先日、私のブログ
“How Former Residents Can Benefit from Immigration Records in Japan”
(https://mnakamura.net/archives/3533)
をご覧になった外国人の方から、ときどき、「在留資格認定証明書(COE)申請書に記載する過去の出入国履歴が正確に分からない」というご相談をいただきます。
同じような悩みは、多くの申請人にの方共通するものです。
そこで今回は、出入国記録の開示請求の活用と、時間がない場合の実務的な対処法について整理します。
1.COE申請で求められる情報
在留資格認定証明書(COE)の申請書では、主に次の事項の記載が求められます。
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これまでの日本への入国回数
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最近の入国・出国の日付
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過去にCOEを申請した回数と許可回数
これらは申請人の滞在状況を把握するための参考情報であり、できるだけ正確に記載したいところです。
2.出入国記録の開示請求は有効だが時間がかかる
法務省の制度を利用すれば、出入(帰)国記録の開示請求により公式な履歴を確認できます。
しかし実務上、結果が届くまでには1か月以上を要することが一般的です。
そのため、COEの提出期限が数週間後に迫っているような場合、開示請求だけに頼るのは現実的でないことがあります。
3.期限が近い場合の現実的な書き方
このような場合、次の方法がよく用いられます。
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わかる範囲で記載する
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現在のパスポートのスタンプ
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航空券やメールの履歴
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手帳やスマートフォンの記録
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理由書を添付する
入管の審査担当が知りたいのは、-
昔のことで記録が残っていないのか
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出入国の頻度が多く正確に思い出せないのか
という事情です。
その点が分かるように説明すれば、数字が完全でなくても通常は大きな問題になりにくいと考えられます。
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4.大切なのは「完璧さ」より「説明可能性」
COE申請では、完全な数字をそろえることよりも、
なぜその記載になったのかを、入管が理解できるように示すこと
が重要です。
開示請求に時間がかかる場合は、できる範囲の記載+合理的な理由説明で進めることが現実的な選択となります。
5.お困りの方へ
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入国回数が分からない
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古いパスポートを紛失した
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短期滞在を何度も繰り返している
といったケースは珍しくありません。
ご事情を伺えれば、COE申請に向けた記載方法や理由書のまとめ方について助言が可能です。
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行政書士中村光男事務所 中村光男 ⇒ お問合せ
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