今日は、贈与契約書についてお話ししたいと思います。
贈与契約書とは、財産を贈与する(される)際に作成する契約書です。
贈与契約書がなくとも贈与は成立しますが、後々のトラブルを防ぐためにも、作成しておくことをおすすめします。
贈与契約書を作成しておくと良い理由
贈与契約書を作成しておくとよい理由は、主に3つあります。
贈与の事実を証明できる
贈与契約書には、贈与者・受贈者の氏名・住所、贈与金額、贈与日などが記載されています。
これらの記載内容が、贈与の事実を証明する重要な証拠となります。
贈与の撤回を防止できる
贈与契約書は、贈与の意思表示を公的に証明するものです。
そのため、贈与契約書を作成しておけば、贈与者による贈与の撤回を防止することができます。
税務調査の際に役立つ
贈与契約書は、税務調査の際にも役立ちます。
暦年課税の贈与は110万円までなら非課税ですが、贈与の金額や日時などが明確に証明できる書類がなければ、税務署から生前贈与を否認され、相続税を課税される可能性があります。
そのため、贈与を行うときは、贈与契約書を作成して、贈与の事実を示す証拠を書面で残しておきましょう。