永住申請や、帰化許可申請の際に、過去の履歴書を正確に書いたり、社会保険の加入状況を証明するために、便利な資料が「被保険者記録照会回答票」です。
被保険者記録照会回答票は、日本年金機構が発行する、「一人一人の基礎年金番号に紐づけられた、これまでの年金加入履歴等が記載された書面」です。簡単に言うと、被保険者記録照会回答票は、加入していた年金の制度や期間、加入期間中に勤務していた会社などが記載されたものです。
被保険者記録照会回答票の見本
<被保険者記録照会回答票の見方>
①お勤め先の名称又は共済組合等という箇所 ⇒「●●有限会社」などの記載があり、加入期間中に勤めていた会社の名称がわかります。
②資格取得年月日の箇所 ⇒ 厚生年金資格を取得した日がわかりますので、その会社に入社した日がわかります。
③資格喪失年月日の箇所 ⇒ 厚生年金資格を喪失した日がわかりますので、その会社を退社した日がわかります。
被保険者記録照会回答票の取得方法
1,年金ネットで請求する。
マイナンバーカードがあれば、ねんきんネットに登録して、利用できます。ねんきんネットに登録しておけば、オンラインで様々なメニューの利用ができるので、これが一番のおすすめです。
電子版の被保険者照会回答票見本
参考 日本年金機構 「ねんきんネット」による電子版「被保険者記録照会回答票」
2.年金事務所へ訪問する。
本人が、身分証明を持参して窓口で請求する方法。日本全国いずれの年金事務所でも発行してもらうことができますので、お近くの年金事務所に行きましょう。その際には、基礎年金番号を確認できるもの、本人確認ができるものを持参するようにしましょう。
代理人の場合(夫が妻を代理する場合も、該当します)は、委任状の必要があります。
参考 日本年金機構 年金相談や手続きを代理人に委任するとき
3.電話で依頼する。
電話で郵送してもらえる年金事務所もあります。料金は無料です。その場合、年金基礎番号・住所・氏名・生年月日を告げて、作成と郵送を依頼します。帰化・申請手続きに本人が使用する旨を告げると、代理人からの要請でも送付してもらえることがあるので、相談してみたらどうかと思います。
年金事務所で把握している住所が、現住所と異なる場合
年金事務所が、必ずしも、被保険者の最新の住所を把握していない場合もあります。
例えば、厚生年金加入者の住所変更は、会社を通じて行われますが、会社が怠っている場合、または、国民年金加入者がマイナンバーカードをもっていないため、住民票のデータが年金に紐づいていない場合などです。
これらの場合は、住所変更手続きが必要となります。
行政書士中村光男事務所について
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